桃の花が満開を迎えました\(^o^)/
今年は、開花予想より早い満開となりました。農家は、満開を楽しみたいのですが、受粉作業をしなくてはならない為、実は焦っています。
桃は、花粉がある品種とない品種があり、この時期は、花粉を持っていない品種や少ない品種に受粉作業を行う必要があります。
ちなみにない品種 「夢しずく」「浅間白桃」「一宮白桃」「川中島白桃」などです。
栽培の手間は、かかりますが、人気がある品種の為、必死で栽培しています(;^_^受粉作業は、結果が分かるまで日にちがかかるので、同じ作業を理想園の場合は3回~4回行っております。
毛羽たきを使っての受粉作業を紹介します。この作業は、精製された花粉を直接、桃の花に付けて行きます。
この作業のメリットは、付けたい場所に実が付きます。1本の枝に桃の花が数十個付き、その中で、桃が大きく成長してぶつかり合わない場所や枝が折れにくい場所に受粉作業を行って行きます。
ただ、この作業は、1枝1枝に作業をして行きますので、手間が非常にかかります。
次にミスト機を使っての作業を紹介します。
ミスト機を使って作業は、非常に花粉の量が必要となりますので、デンプンと混ぜて増量して作業を行います。ミスト機は、枝の狙い撃ちは出来ませんが、高い木など、毛羽たきでは、作業が困難な場所などに活用します。
作業風景を紹介します。
今年の作業風景の写真を撮影し忘れたので過去の年の写真で紹介します。先ほど、純花粉とデンプンを混ぜた物をミスト機に入れて背負いながら作業をします。
こんな感じです。これは2年前に写真ですが、この年もバッチリ桃の実が付きました。
写真の圃場は「浅間白桃」の会場になりますが、この時期に受粉作業を行わないと商品になりません。
その為、花粉がない品種にとっては、この時期の作業がとても重要になります。