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桃の剪定作業をお休みして、発芽促進をするぶどう畑の剪定作業を行いました。

発芽促進剤で収穫時期を調整!お客様に長く収穫体験を

「収穫時期をもっと長く楽しめたらいいのに…」そんなお客様の声にお応えするため、理想園では、発芽促進剤を使った栽培に挑戦しています。

なぜ発芽促進剤を使うの?

ぶどうの収穫時期は、品種によって異なり、通常は数週間から数ヶ月にわたって続きます。しかし、人気の品種は、短い期間に集中して収穫されることが多く、お客様に長く収穫体験を楽しんでいただくことが難しいという課題がありました。

そこで、発芽促進剤を活用することで、品種ごとの収穫時期を調整し、より長い期間、お客様に新鮮なぶどうを味わっていただこうと考えました。

剪定と発芽促進

発芽促進剤の効果を最大限に引き出すために、早めの時期に剪定作業を行います。剪定することで、樹勢を調整し、発芽促進剤の効果を高めることができます。

使用する発芽促進剤は、CX-10やメリット青などです。これらの薬剤を剪定後、適切な時期に散布することで、芽出しを促進し、収穫時期を早めることができます。

注意することは、4月の遅霜です。十分に気温が上がる前に発芽してしまうと、霜で発芽した芽が枯れてしまいます。十分に霜被害が少ない圃場を選んでこの作業を行います。

品種ごとの収穫時期の調整

理想園では、デラウェアやシャインマスカット、巨峰の一部で発芽促進剤の実験を行っています。特に、人気品種のシャインマスカットは、収穫時期を長くすることで、より多くのお客様に楽しんでいただきたいと考えています。

環境への配慮

剪定で出た枝は、焼却処分を行い、畑に還元しています。これにより、畑の土壌改良に貢献し、環境にも配慮した農業を目指しています。

まとめ

発芽促進剤を活用した栽培は、お客様に長く収穫体験を提供できるだけでなく、私たちにとっても、収穫作業の効率化や分散化、品質の向上に繋がります。これからも、お客様に喜んでいただけるよう、様々な栽培方法に挑戦していきます。

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